ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を組み込んだ人事制度を構築。業務効率も改善。
B社様[金融業(資産運用)]

上場を見据えた急速拡大フェーズにおける
共通言語の策定・組織開発・事業支援プロジェクト。
従業員約100名の資産運用会社。事業拡大による社員増加に伴い、阿吽(あうん)の呼吸や暗黙知での意思疎通でのマネジメントに課題を感じられていた。そこで、会社として重要視する思想を共通言語化し、会社が新たなフェーズに入るというメッセージの発信により、社員の一体感を高めることからプロジェクトを開始した。
課題解決へのソリューション
ビジョン・ミッション・行動指針の策定から運用、定着までを伴走。
はじめに、ビジョンミッションの見直しや行動指針の策定を実施。行動指針は人事制度の一部に組み込み、指針に沿った評価の浸透や定着がなされるよう、評価面談の実施や人材育成会議の設計など運用面を支援。加えて、現状把握の中で顕在化した営業部門の業務課題に対し、業務改善支援にも着手した。
①ビジョン・ミッション・行動指針の策定
経営ボードメンバーの合宿を企画・運営
- 組織の現状に合ったビジョン・ミッション、それを実現するための行動指針の設定
- 今後の重点取り組みテーマ(営業部門の業務改善など)を設定
②行動指針の運用、定着
評価面談の支援、マネジメント層の意識改革・スキルアップ
- マネジメント層への1on1コーチング
- コミュニケーションロールプレイング
- 評価者育成会議の運営
③営業部門の業務改善
社員数の急拡大フェーズにおいて、属人的なリレーション営業に限界を感じ、
現状の営業管理の見直しと運用、メンバーのマネジメント強化を支援。
- 営業数値・KPI(重要業績評価指標)の設定
- 顧客管理データベースの導入
- 営業部門会議の週次運用支援
効果・成果
変容期の組織において、制度変更の混乱なく業績も維持。
新制度導入をスムーズに実現。
策定した行動指針は、評価項目として人事制度に組み込み、新設の評価制度を適切に運用できるよう、マネジメント層へのアプローチを実施。評価会議が定着していく中で、マネジメント層のマネジメントに対する意識にも変化が現れる。また、顧客管理DBの運用を開始したことより、資産として顧客情報がストックされる文化が定着。同時に、営業部門会議の運営にて、営業状況の共有化、ナレッジ展開を実現。